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自分は内向型人間だ
おとなしい性格のせいで生きづらい
元気はつらつな人がうらやましい
こんな方にぴったりな本があります。
こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。
30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。
今回は『「静かな人」の戦略書』についてご紹介します。
『「静かな人」の戦略書』ってどんな本?
基本情報
要約
内向型の人は、アイデアや野心をもっていないわけではなく、夢を追うのにいちいち騒がないだけだ。
(5ページより)
そう述べるのは、筋金入りの内向型人間であるジル・チャンさん。
本書は彼女がさまざまな職場で培ってきた、知恵と経験をまとめた一冊。
無理に「元気いっぱい」を演じる必要はありません。内向型には内向型なりの、自分の性質を活かす方法があります。
ジル・チャンさんも私も、MBTI診断の内向型指標は96%。
口数が少ないからって冷めているわけじゃない。
共感できる人はぜひお手に取ってみてください。
読みどころ
続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。
友人の線引きを高く設定する
内向型にとって、いきなり誰かと言葉を交わすのは、地雷原を裸足で歩くようなものだ。
(119ページ)
オフィスビルの守衛さん、行きつけのカフェのスタッフさん。彼らのような微妙な関係の人との会話に、内向型はエネルギーをすり減らします。たとえ何気ない会話であっても、頭の中はたちまちパニックになってしまう。話しかけられたらどうしよう……って。
そんなときの対処法は、「ええ」「なるほど」「そうなんですね」などと適当な相づちを打ってから、すっと姿を消してしまえばいい。何よりも自分の貴重なエネルギーを大切に。でもこのエスケープ法は、友人や親しい人には使えません。
それなら、友人の線引きを高く設定してしまおう。一度や二度話した相手を「友人」と呼べるのは、外向型にある傾向。友人のハードルを上げることで多くの人を除外してしまえばいい。内向型は基本ひとりが好きですし、人間関係は狭く深くが理想です。
内向型の武器は謙虚さ
脚光を浴びている者が、真の影響力をもたらすとは限らない。
(281ページ)
目立った存在になるのは、内向型にとって苦手で望まないことのひとつ。とはいえ、上司が気に入るのは目立つ社員(スタープレイヤー)ばかり。そんなふうに思ったことはありませんか?
組織心理学者のアダム・グラントは、成功するための重要な資質を「謙虚さ」だと挙げます。自分に足りないものを理解して、常に勉強や研究に励む。自分よりもチームの利益を優先することを厭わない。「謙虚な人」にはこんな特徴があります。
つまりグラントが言っているのは、「スターには確かに影響力がある。ただしチームのメンバー全員がスターだったら、失敗するに決まっている」ということ。目立たない静かな人でも、チームに不可欠な「謙虚さ」という影響力を持っているのです。
内向型はリーダーに向いている
「カリスマ性は、リーダーとしての有能さを保証するものではない」
(325ページ)
X(旧Twitter)でおなじみのイーロン・マスク、マイクロソフトのビル・ゲイツ、投資の達人ウォーレン・バフェットも、みんな内向型人間。世界を動かす大物だからといって、人目を引くカリスマとは限りません。
経営コンサルタントのジム・コリンズは、数多くの飛躍した企業を調査しました。その結果、カリスマ性があるリーダーだと思われているCEO(最高経営責任者)はひとりもいなかったそう。
彼らの特徴をコリンズはこう言います。「謙虚で穏やか、もの静かで自己抑制や自制心に優れ、控えめで内気」。まるで内向型の私たちみたいだと思いませんか? 有能なリーダーがみな、目立ったカリスマ性をもっているとは限らないことがわかります。
最後に
『「静かな人」の戦略書』についてご紹介しました。
自分の内向性に生きづらさを感じている方は、ぜひお手に取ってみてください。
本のサブスクサービスでは、今回ご紹介したような生きやすくなる本がたくさん読めます。
それぞれ30日間無料体験ができますので、本が読みたくなったらお試しください。
最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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