【書籍紹介】『「静かな人」の戦略書』著:ジル・チャン

書籍紹介

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自分は内向型人間だ

おとなしい性格のせいで生きづらい

元気はつらつな人がうらやましい

こんな方にぴったりな本があります。

わいわい
わいわい

こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。

30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。

今回は「静かな人」の戦略書についてご紹介します。

『「静かな人」の戦略書』ってどんな本?

基本情報

「静かな人」の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

著者:ジル・チャン

発刊:2022年6月28日

出版社:ダイヤモンド社

ページ数:352ページ

要約

内向型の人は、アイデアや野心をもっていないわけではなく、夢を追うのにいちいち騒がないだけだ。

(5ページより)

そう述べるのは、筋金入りの内向型人間であるジル・チャンさん。

本書は彼女がさまざまな職場で培ってきた、知恵と経験をまとめた一冊。

無理に「元気いっぱい」を演じる必要はありません。内向型には内向型なりの、自分の性質を活かす方法があります。

わいわい
わいわい

ジル・チャンさんも私も、MBTI診断の内向型指標は96%。

口数が少ないからって冷めているわけじゃない。

共感できる人はぜひお手に取ってみてください。

読みどころ

続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。

面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。

友人の線引きを高く設定する

内向型にとって、いきなり誰かと言葉を交わすのは、地雷原を裸足で歩くようなものだ。

(119ページ)

オフィスビルの守衛さん、行きつけのカフェのスタッフさん。彼らのような微妙な関係の人との会話に、内向型はエネルギーをすり減らします。たとえ何気ない会話であっても、頭の中はたちまちパニックになってしまう。話しかけられたらどうしよう……って。

そんなときの対処法は、「ええ」「なるほど」「そうなんですね」などと適当な相づちを打ってから、すっと姿を消してしまえばいい。何よりも自分の貴重なエネルギーを大切に。でもこのエスケープ法は、友人や親しい人には使えません。

それなら、友人の線引きを高く設定してしまおう。一度や二度話した相手を「友人」と呼べるのは、外向型にある傾向。友人のハードルを上げることで多くの人を除外してしまえばいい。内向型は基本ひとりが好きですし、人間関係は狭く深くが理想です。

内向型の武器は謙虚さ

脚光を浴びている者が、真の影響力をもたらすとは限らない。

(281ページ)

目立った存在になるのは、内向型にとって苦手で望まないことのひとつ。とはいえ、上司が気に入るのは目立つ社員(スタープレイヤー)ばかり。そんなふうに思ったことはありませんか?

組織心理学者のアダム・グラントは、成功するための重要な資質を「謙虚さ」だと挙げます。自分に足りないものを理解して、常に勉強や研究に励む。自分よりもチームの利益を優先することを厭わない。「謙虚な人」にはこんな特徴があります。

つまりグラントが言っているのは、「スターには確かに影響力がある。ただしチームのメンバー全員がスターだったら、失敗するに決まっている」ということ。目立たない静かな人でも、チームに不可欠な「謙虚さ」という影響力を持っているのです。

内向型はリーダーに向いている

「カリスマ性は、リーダーとしての有能さを保証するものではない」

(325ページ)

X(旧Twitter)でおなじみのイーロン・マスク、マイクロソフトのビル・ゲイツ、投資の達人ウォーレン・バフェットも、みんな内向型人間。世界を動かす大物だからといって、人目を引くカリスマとは限りません。

経営コンサルタントのジム・コリンズは、数多くの飛躍した企業を調査しました。その結果、カリスマ性があるリーダーだと思われているCEO(最高経営責任者)はひとりもいなかったそう。

彼らの特徴をコリンズはこう言います。「謙虚で穏やか、もの静かで自己抑制や自制心に優れ、控えめで内気」。まるで内向型の私たちみたいだと思いませんか? 有能なリーダーがみな、目立ったカリスマ性をもっているとは限らないことがわかります。

最後に

「静かな人」の戦略書についてご紹介しました。

自分の内向性に生きづらさを感じている方は、ぜひお手に取ってみてください。

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わいわい
わいわい

最後でお読みいただきありがとうございました。

また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。

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