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不安に揺れる心をととのえたい
読書セラピーに興味がある
本を読むのは正直苦手
こんな方にぴったりな本があります。
こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。
30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。
今回は『心と体がラクになる読書セラピー』についてご紹介します。
『心と体がラクになる読書セラピー』ってどんな本?
基本情報
要約
本書が伝えてくれるのは、自分に合った本を処方して自分を癒す読書セラピー。
読書セラピーという言葉に聞き覚えがない人も、きっと一度は体験しているはずです。
たとえば、漫画や小説の主人公に励まされる。詩やエッセイの言葉に気づきをもらう。自己啓発本やビジネス書を読んでやる気になる。さまざまな場面で生きる支えを与えてくれるのが、読書セラピーの効果です。
本書は、読書セラピーの情報はもちろん、本の選び方・読み方も提案してくれます。
本を処方する。この取り組みは海外でも積極的に採用されています。
この一冊で十分、読書セラピーに対する知識が深まりますよ。
読みどころ
続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません
読書による回復効果
ストレスを軽減し、寝つきをよくし、長生きさせてくれるうえに、共感力まで高めてくれる。そんな研究結果が出ているのです。健康寿命を延ばすためには読書がもっとも効果的だというAIの分析まであるほどです。
(5ページ)
読書には、心と体を回復させる効果があります。
さまざまなリラックス法(音楽鑑賞・散歩・ティータイム・ゲームなど)のうち、もっとも効果的な方法が読書である。という結果が、イギリスのサセックス大学の調査でわかりました。ストレスレベルを68%も引き下げたのです。
読書は睡眠の専門家もおすすめしています。メイヨークリニックによると、紙の本を読むことで気持ちが切り替わることから、睡眠のスイッチが入りやすくなるそうです。
アメリカのイェール大学の調査では、読書をする人はしない人に比べて、2年も長生きすることがわかりました。
読書の可能性は、娯楽や自己研鑽だけでは語りきれません。セラピーという視点から、本の世界に足を踏み入れてみませんか。
本を読むのが苦手な方に伝えたい読者の権利
読書が心と体にいいのはわかるけれど、本を読むのは苦手……。そう思われるのは、無理して読書をしていた過去があるからかもしれません。学生時代に国語が苦手科目だったり、読書感想文のために好きでもない本を読まされたり。
本書では、フランスの作家ダニエル・ペナックの「読者の権利10カ条」を紹介しています。
「読者の権利10カ条」
1カ条 読まない
2カ条 飛ばし読みする
3カ条 最後まで読まない
4カ条 読み返す
5カ条 手当たり次第に何でも読む
6カ条 ボヴァリズム(小説に書いてあることに染まりやすい病気)
7カ条 どこで読んでもいい
8カ条 あちこち拾い読みする
9カ条 声に出して読む
10カ条 黙っている
(155ページ)
こういう権利があるということを知っているだけでも、本を読むハードルは下がります。本は全部を読む必要はありません。一方で、全部読んだ本を何回も繰り返し読んでもいいのです。目次から気になる部分だけ拾い読みしたり、飛ばし読みするのも立派な読書ですよ。
写経で心をととのえる
写経(しゃきょう)とは、お経を書き写す仏教の修行のひとつです。お経の代わりに、好きな本の好きな文章を書き写してみると、心を落ち着かせてととのえることができます。
自分が目を留めた言葉であればなおさら、その言葉には自分をよりよい方向に導いていくものが込められているはずです。いわば、自分で煎じた自分のための処方薬です。それを十分に味わうことは、心にとって栄養になることでしょう。
(182ページ)
自分で煎じた自分のための処方薬。それはきっと、苦味も副作用もない至高の良薬といえるでしょう。
読むだけが読書ではありません。宝探しのように自分に合った言葉を見つける。集めた言葉を読書ノートに書き写す。そんな営みも読書と呼んでもいいのです。
最後に
『心と体がラクになる読書セラピー』についてご紹介しました。
自分に合った本を自分で処方できるようになりたい。こんな方はぜひお手に取ってみてください。
本のサブスクサービスでは、今回ご紹介したようなメンタルに効く本がたくさん読めます。
それぞれ30日間無料体験ができますので、本が読みたくなったらお試しください。
最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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