【書籍紹介】『書くのがしんどい』著:竹村俊助

書籍紹介

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文章を書くことに興味がある

書くことがなくてしんどい

自分の文章を多くの人に読まれたい

こんな方にぴったりな本があります。

わいわい
わいわい

こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。

30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。

今回は書くのがしんどいについてご紹介します。

『書くのがしんどい』ってどんな本?

基本情報

書くのがしんどい

著者:竹村俊助

発刊:2020年7月30日

出版社:PHP研究所

ページ数:320ページ

要約

本書が伝えているのは、書くのがしんどい原因と、それらを克服して書くのをラクにする方法。

文章が書けない原因は、スキルではなくメンタルにあります。書くことは誰にでもできる。書くのがしんどいメンタルさえ修正できれば。

書くのがしんどい原因は5つ。「書くことがなくてしんどい」「伝わらなくてしんどい」「読まれなくてしんどい」「つまらなくてしんどい」「続かなくてしんどい」です。

この5つの「しんどい」をひとつずつクリアしていくことで、「書くのが楽しい」に行きつくことができるのです。

わいわい
わいわい

読みやすいうえに一冊で文章術を網羅できる内容の濃さ。

文章術本を読むなら最初の一冊におすすめです。

読みどころ

続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。

面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。

「書く」の前に「取材」をする

書こうと思っても書けない人は、「どう書くか」にこだわりがち。しかしまず重要なのは、「何を書くか」。つまりネタです。ネタがなければ文章は書けない。だから「取材」に力を入れるべきです。

おもしろい文章は、中身がおもしろい。おもしろくない文章は、中身が面白くない。ただそれだけの話です。

(36ページ)

文章がきれいに書けなくても、日本語が間違っていても、中身がおもしろければ人に届きます。書くスキルの前に、まずは取材のスキルを磨きましょう。本を読んで知識をインプットしたり、日常のささいな出来事について立ち止まって考えてみたり。取材マインドが文章を書く助けになってくれます。

わかりやすい文章の定義

いろいろな定義があるでしょうが、ぼくがいちばんしっくり来ているのは、「読む速度と理解する速度が一致する文章」という定義です。

(79ページ)

読む速度と理解する速度が一致する文章」。これが著者の定義するわかりやすい文章です。理解が追いつかないと何度も読まされてしまう。一方で、理解しきっていることをくどくどと読まされるのもしんどい。わかりやすさとは、やさしさとも言い換えられそうです。

本書から、文章をわかりやすくデザインするコツをふたつご紹介します。

ひとつめは、文章を短くすること。「長い文章のほうが価値がある」というのは錯覚です。「長い文章を書かなければならない」というのは勘違いです。短い文章で伝わるならそれに越したことはありません。文章の短さは読み手へのこころ配りです。

ふたつめは、ひらがなを使うこと。出版業界では、ひらがなにすることを「ひらく」といいます。たとえば「今月がきれいです」という文章。一瞬でも「こんげつ」と読めてしまえばストレスになります。「いま月がきれいです」とあえてひらがなを使えば、読み手を想った文章デザインになります。

自分の文章は基本的に読まれない

誰もがコンテンツを発信できるようになったということは、すべてのコンテンツがプロのつくったコンテンツと比べられるということでもあります。発信が簡単になっていく一方で、読んでくれるハードルは年々厳しくなっているのです。

(135ページ)

文章だけでなく、漫画や動画などたくさんの情報であふれ返る現代。おもしろいコンテンツがたくさんある中で、なぜ自分の文章を読む価値があるのか。それがハッキリしていないと、最後まで読まれないどころか、入り口にすら立ってもらえません。

「書く」という行為はみんなができること。だから自分でも書き手になれるかもしれない。そう思いがちですが、書くことで生活していける人はほんの一握りです。本が売れにくいと言われている昨今ですから、著者や編集者はありとあらゆる工夫を凝らしています。

文章は基本的に読まれない。そう思うのは辛いことかもしれません。ただ、その前提で取り組めば、読み手に届く文章に近づけることは確かです。

最後に

書くのがしんどいについてご紹介しました。

5つの書くのがしんどい原因に心当たりがある方は、ぜひお手に取ってみてください。

本のサブスクサービスでは、今回ご紹介したような文章術本がたくさん読めます。

それぞれ30日間無料体験ができますので、本が読みたくなったらお試しください。

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わいわい
わいわい

最後でお読みいただきありがとうございました。

また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。

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