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本を読んでいるうちに自分も本を書きたくなった
でも出版のことはよく知らない
作家業で生きている人の考え方に触れてみたい
こんな方にぴったりな本があります。
こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。
30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。
今回は『作家になる方法』についてご紹介します。
『作家になる方法』ってどんな本?
基本情報
要約
本書が伝えているのは、作家になる方法と著者自身の作家としての実体験です。
職業作家として16年余り、これまでに240冊以上の紙書籍を出された千田琢哉さん。「タブーへの挑戦」をミッションとしている千田さんだからこそ書ける、嘘のない鋭利な文章で、作家業と出版の真実を語ります。
420ページとボリュームたっぷりですが、1節ごとの文章は短いので読みやすい。
全部を読もうとせずに、目次から見出しを眺めて、「おっ」と思ったページを読んでいく方法がおすすめです。
読みどころ
続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。
準備ばかりしていると、寿命が尽きる。
作家になるために読書しているのだというのは言い訳の定番だが、それは準備ではなく単なる趣味である。
(66ページ)
本を読んでいるうちに自分も本を書きたくなった。これは自然の摂理です。作家志望者の中には、将来の学びになるという理由で、読書に没頭する人が多いそう。
読書をしていると、そのことだけに満足してしまうことがあります。しかしそれは、現実逃避でしかありません。もし作家になりたいなら、最も大切な準備は執筆することです。
「作家になる」とは、趣味としての読書の卒業を意味するのかもしれません。いざ作家になったら本を読む時間は減ってしまう。それでも執筆の合間に息抜きとしての読書をしてしまうのが、作家というものです。
「自分と似たタイプの作家」になり切って書く。
自分を知るためには他者を通して知るほうがいい。自分の背中を直接自分の肉眼では見えないが、他者の背中であればいくらでも見えるだろう。
(105ページ)
作家になりたい人には、きっと贔屓の作家がいるはずです。作家を目指すのであれば、贔屓の作家の中でも「自分と似たタイプの作家」になり切って書くのがいい。自分と似たタイプの作家を模倣することで、その作家を通して自分の長所と短所が浮き彫りになるはずです。
さて、自分に似ている作家の真似をしているだけでは本は売れません。「うん、よくできているね」で終わってしまうでしょう。そこで続いては、「自分と似ていないけど憧れの作家」になり切って書きます。両極端を徹底して模倣することで、自分ならではのスタイルが見つかるのです。
ビジネス書は、プロフィールを買ってもらっている。
ビジネス書は内容を買ってもらうのではない。まず、プロフィールを買ってもらっているのだ。
(160ページ)
基本的に読者は「憧れる経歴だなあ」と感じる相手の本しか買いません。本の内容が良ければ売れるというのは甘い考え方。ショックを受けるかもしれませんが、これが現実です。
プロフィールを買ってもらっている。この事実から目を逸らさずに、お金を払う価値のある存在を目指しましょう。まずは自分と似たタイプの作家を参考に、小さな実績を積むことです。
最後に
『作家になる方法』についてご紹介しました。
本を読んでいるうちに自分も本を書きたくなった。こんな方はぜひお手に取ってみてください。
本のサブスクサービスでは、千田琢哉さんの著書や読書術・文章術の本がたくさん読めます。
それぞれ30日間無料体験ができますので、本が読みたくなったらお試しください。
最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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