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学生時代よりも物覚えが悪くなった
勉強意欲が湧いてきた大人
大人の勉強方法がわからない
こんな方にぴったりな本があります。
こんにちは、わいわい(@waiwai_recipe)です。
30歳から読書に目覚めて、月4~5冊読んでいる読書家です。
今回は『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』についてご紹介します。
『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』ってどんな本?
基本情報
要約
本書が伝えているのは、大人になってから勉強をスタートする人たちに向けて、効率よく新しい知識を脳に定着させる方法。
年齢を重ねるごとに物覚えが悪くなっている。だからもう学生時代の受験勉強のようには脳が働かない。そんなふうに思うのは誤解です。
脳の機能は何歳からでも伸ばせます。大人には大人のための、効率よく頭を働かせる勉強方法があるのです。
学生脳と大人脳、ふたつの脳の仕組みはそもそも全く違います。
本書を読んで、大人の勉強方法を勉強しましょう。
読みどころ
続いて、本の中から読みどころを3つご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。
脳の中の部署「脳番地」を8つ理解する
学生時代のようにひたすら暗記するような学習方法は大人には不向き。
そのやり方が通用するのは学生脳まで。大人脳には、効率的ではありません。
(62ページ)
脳の中には1000億個以上の神経細胞があり、それぞれが得意分野ごとに集団をつくっています。会社でたとえるなら、営業部・人事・役員といった部署のようなもの。本書では脳の中の部署のことを「脳番地」と称しています。
重要な脳番地は以下の8つ。
思考系脳番地:脳番地の社長。それぞれの脳番地に指示を出す。
理解系脳番地:脳番地の現場リーダー。思考系と相談しながら情報を取捨選択する。
記憶系脳番地:記憶の調整役。集まった短期記憶から必要なものを長期記憶に移動させる。
感情系脳番地:脳番地の女王。記憶系と仲良し。感情系が働くことで記憶が定着しやすくなる。
伝達系脳番地:脳番地の広報官。伝達系が活躍することで記憶系が働き出す。
運動系脳番地:脳番地のエネルギー源。動くことですべての脳番地がパワーアップ。
視覚系脳番地:目の情報屋。目で見た情報を、理解系・思考系・記憶系・運動系に渡す。
聴覚系脳番地:耳の情報屋。耳から聞こえてきた情報を他の脳番地に渡す。
じつは大人脳の記憶系脳番地は、単独ではなかなか働きません。大人の記憶力を高めるには、他の番地の力を借りる必要があります。丸暗記に特化した学生向けの勉強方法から卒業しましょう。
勉強内容を脳に重要だと思い込ませる
記憶系脳番地にあり、記憶の調整役といわれる「海馬」。ところが海馬は、居眠りしやすくサボりがちな性格です。
本来、そんな海馬が長期記憶に残そうと覚醒するのは、自分が生き延びる上で必要な危機や命に関わるような重要な情報です。
英文法も法令も計算式も海馬からしてみれば何の魅力も感じません。
(105ページ)
勉強内容って正直、命には直結しませんよね。ここで大切なのは、いかにして勉強内容を命レベルで重要だと、脳に思い込ませるか。
ポイントは感情を動かすこと。感情が動くと海馬は、それを重要な情報だと認識します。勉強を楽しむ工夫をしたり、復習で何度も同じ情報を送ると、脳に「この記憶は重要だから残しておこう」と判断させることができるのです。
覚えたい知識との親密度を上げる
勉強でも知識を深めたいと思っている分野でも、それに関するキーワードとあらかじめ顔馴染みになっておくこと。これが重要です。
(140ページ)
脳には情報を選り好みする傾向があります。興味がないことよりも好きなことの情報を、知らないことよりも以前見聞きしたことの情報を、無意識に選んで拾っているのです。
つまり、覚えたい情報を顔見知りだと脳が判断すれば、磁石のように知識を引き寄せてくれます。
参考書を開く際は、まずパラパラと全体をめくること。1ページ目からではなく、「これ、知ってる!」というページからはじめる。そんな親密度を活かした勉強方法も有効です。
勉強と日々触れ合うのも大事です。週末に2時間の勉強をするよりも、毎日10分の勉強を続けるほうが、学びたいこととの親密度が上がります。脳科学的には、毎日コツコツ型のほうが効率の良い勉強方法なのです。
最後に
『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』についてご紹介しました。
大人になって勉強意欲が湧いてきたけれど勉強方法がわからない。こんな方はぜひお手に取ってみてください。
本のサブスクサービスでは、今回ご紹介したような勉強術本がたくさん読めます。
それぞれ30日間無料体験ができますので、本が読みたくなったらお試しください。
最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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