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記憶力の衰えを感じている
資格勉強がうまくいかない
わかりやすく脳科学を知りたい
こんな方にぴったりな本があります。

今回は『一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方』についてご紹介します。
『一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方』ってどんな本?
基本情報
『一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方』
著者:加藤俊徳
発行:2024年5月30日
出版社:サンマーク出版
ページ数:272ページ
どんな本?
試験勉強が三日坊主で終わってしまう・勉強の成果が思うように得られない。そんな方へ、大人の脳の基礎体力を上げて、「ずっとやりたかったことを最後までやり切る」力を与えてくれる本です。

脳は何歳からでも鍛えることができるんです。
大人には大人の勉強法がありますよ。
グッときたページ
続いて、本の中からグッときたページをご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。
スマホ依存はスマホへの本気度の表れ
熱中していること、時間を割いていること、決まった時間にやっていることを海馬ちゃんは重要だと判断し、契約を結ぶ。
(87ページ)
脳の中でも、記憶を司るのが海馬。海馬に本気度が伝わると、その情報を長期記憶に入れる契約を交わしてくれます。
本気度の基準は、熱中や時間にあります。なので勉強内容をうまく記憶に残すなら、朝活で決まった時間に取り組んだり、スキマ時間にコツコツ勉強するのが効果的。
しかし見方を変えれば、スマホ依存の原因になり得ます。スマホを触っている時間が長かったり頻繁にチェックしていると、海馬がスマホに対して本気だと判断してしまいます。これがスマホ依存における脳のカラクリなのです。
復習で記憶が取り出しやすくなる
長期記憶に眠っていた古い情報もワーキングメモリで脳番地たちが検証することで、最初に学んだときよりも理解が深まる。
(120ページ)
ワーキングメモリとは、一時的に記憶を置く作業空間のような場所。長期記憶に入れっぱなしの情報をワーキングメモリに移して確認し直すと、同じ長期記憶の中でも取り出しやすい位置に保管できます。
取り出しやすい位置のイメージとしては、タンスの引き出しの手前のほうです。復習により情報が忘れられずに引き出せるのは、このような仕組みがあるからです。
1回20分の小刻み学習がいい
強いファイアリングを起こすために短時間学習で新鮮さを脳に与え、ファイアリングのピークを何度も起こすのが効果的。
(132ページ)
ファイアリングとは、脳の発火のこと。脳が活性化しているときは、脳内で発火が起きています。
脳は飽きやすく疲れやすいので、長時間の勉強は発火が小さく少なくなります。
長時間の勉強は脳科学的には不向き。1回20分の小刻み学習+5分のクイック休憩。この繰り返しが効果的です。
手書きで脳をフル活用する
手書きのときは、書く内容を考えながら、指先の動きのコントロールなどもしていて、運動系・伝達系・理解系・思考系などさまざまな脳番地をフル回転できます。
(177ページ)
パソコン入力はサクサク進みますが、脳番地をあまり働かせられません。
脳をフル活用していくなら、手書きに軍配が上がります。
ただ一方で、書いたものを何かに活用するという点では、パソコンやスマホのほうが自由度が高く有効です。
脳に重要なのは運動
運動系は手足を動かすときだけに働くわけではない。むしろ計画や企画立案などのインテリ業務のほうが得意だったりする。
(185ページ)
運動系脳番地が管理している「運動企画」が働いていないと、うまくスケジュールが組めません。
運動系が動いて「運動企画」が働くことで、脳番地のリーダー格である思考系が働くようになります。
体を動かしたり頭で計画を立てることで運動系が働き、他の脳番地にエネルギーを送り込む。という仕組みです。大人の勉強において、体を動かす効果は侮れません。
最後に
『一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方』についてご紹介しました。
勉強方法を学びなおしたい方はぜひお手に取ってみてください。
この本が面白そうと感じた方には、こちらの本も合っているかもしれません。
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最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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