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いまの仕事に不満はないけれど、満足もしていない
働き方に納得感がほしい
キャリアに関する本が読みたい
こんな方にぴったりな本があります。

今回は『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く? 限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』についてご紹介します。
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く? 限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』ってどんな本?
基本情報
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く? 限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』
著者:有山徹
発行:2024年10月30日
出版社:アスコム
ページ数:272ページ
どんな本?
仕事やキャリアの悩みを抱える人が働く意味を見出して、ありたい自分に一歩近づく。そのためのさまざまな問いと考え方のヒントをくれる本です。

タイトルを見てハッとした方にはきっと、有意義な読書体験が得られるはずですよ
グッときたページ
続いて、本の中からグッときたページをご紹介します。
面白いと感じられたら、この本はあなたに合っているかもしれません。
「不満がない」と「満足していない」は別のこと
よりよく生きるために私が特に注目してほしいのは、あなたの「やる気の源」です。とりたてて不満のない環境で働いていると、働く意味や目的が見えなくなりがちだからです。
(34ページ)
いまの仕事に「不満がない」からって、「満足している」ことにはなり得ません。
フレデリック・ハーズバーグというアメリカの臨床心理学者は、「二要因理論」という研究を行いました。仕事での満足度は、「衛生要因(不満足要因)」と「動機付け要因(満足要因)」に分けて成り立つという理論です。
たとえ「不満の種」がないとしても、「やる気の源」がなければ、満足感は得られないのです。
選択のパラドックス
選択肢が多いほど選べなくなるのが、人の心理です。(中略) 選択肢が増えているのに逆に選びづらくなってしまっているので、「選択のパラドックス」とも呼ばれています。
(43・44ページ)
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授による「ジャムの法則」という実験があります。
24種類のジャムが試食できるコーナーと、6種類のジャムが試食できるコーナー。24種類のコーナーのほうが多くの人が集まったが、6種類のコーナーのほうが売れてその差は10倍に及びました。
選択肢が多ければいいってもんじゃない。情報が簡単に手に入るネット社会だからこそ、注意しなければならない心理です。
パソコンよりも手書き
文字を書くという行為では、より多くの脳の領域を使わなくてはならないわけです。これが脳を活性化させるのです。
(111ページ)
多くの人は案外、自分がどんな人間であるか分かっていません。だから自分のことを言語化する必要があります。
言語化するなら手書きがおすすめです。脳科学的には、スマホやパソコンよりも手書きのほうが有効と言われています。打ち込みに比べて、脳の複数の領域を働かせることになるからです。
長所も短所もただの特徴
長所も短所も、ただの特徴です。誰と働くことで、あるいは誰のために働くことで自分の特徴が活きるのか。それを見極めていくことが自分の価値を高めていくことにつながります。
(158ページ)
たとえば人に何かを教える仕事をする場合。「自分よりもうまくて実績のある人がいる……」そう思ってしまうことがあるでしょう。
しかし短所を認めて受け入れることで、目線が低いままでいられます。そのほうがベテランの方よりも、初心者に寄り添った教え方ができるかもしれません。
誰と働くか・誰のために働くかを見極めれば、短所を長所に変えて活かすことができるのです。
失敗をしたことがない
「意の如く、事が運ばないことを失敗というのなら、それは今までにずいぶんあった。しかし、私はいつも禍転じて福とするようにしているので、その意味では失敗をしたことはない」
(178ページ)
引用は松下幸之助の言葉です。
禍(わざわい)をうまいこと利用して、結果的に福にしてしまうという考え方。つまり失敗したとしても、そこでやめずに続けていれば、失敗の解釈が変わっていくのです。
どんな過去の自分の価値の一部になります。
最後に
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く? 限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得』についてご紹介しました。
いまの仕事に不満はないけれど、満足もしていない。そんな方はぜひお手に取ってみてください。
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最後でお読みいただきありがとうございました。
また本のある暮らしのどこかでお会いしましょう。
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